
トラリピって初心者でも実践できるの?



失敗パターンを避ければ、誰でも簡単に始められるよ。
トラリピは、「トラップ・リピート・イフダン」の略で、マネースクエアが無料で提供しているFXの自動注文機能です。
FX新規口座開設キャンペーンなども頻繁に行っており、初心者でも簡単にFXの取引ができるため人気となっています。
長期の資産運用に適しており、一度設定してしまえばあとは自動で注文してくれるため便利なのですが、性質をよく理解しないままだと大きな失敗につながるおそれがあります。
そこで今回はFXトラリピの失敗パターンと、FXトラリピを運用するコツについて解説します。
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利用者の評判や口コミ・仕組みは、トラリピの評判・口コミ(ステマなし)にまとめています。
FXトラリピの失敗パターンとは?
FXトラリピの失敗パターンとしてよく挙がるものは以下の5つです。
- 通貨ペアを分散投資しない
- ロスカット水準を把握していない
- 急落時の狼狽売り
- 気分で取引ルールを変えてしまう
- 想定レンジが狭すぎる
1つずつ順番に見ていきましょう。
通貨ペアを分散投資しない
FXにおいて、分散投資はリスク軽減の常とう手段です。
分散投資することで、一つの通貨ペアで損失がでたとしても、他の通貨ペアで利益がでていれば損失を抑えることができます。
どの通貨ペアを選ぶべきかについては、人によって好みが分かれるところではありますが、基本的にはドル円やユーロ円など流動性の高い通貨ペアがおすすめです。
理由としては、流動性が高く、経済が安定している通貨はスプレッド(FXの手数料)も比較的安定しており、チャートも緩やかなからです。



ドル円やユーロ円に投資している人、確かに初心者には多いね。
できるだけローリスクな通貨でFXをはじめるなら、先述したドル円とユーロ円に投資してみましょう。
ポンド円も人気の通貨ペアですが、値動きが激しく、ハイリスクハイリターンなトレードになりがちです。



リスク軽減には、オージーキウイ(豪ドル/ニュージーランドドル)やユロポン(ユーロ/ポンド)など円以外の通貨ペアへの投資も効果的だよ。
ロスカット水準を把握していない
FXには強制ロスカットというものがあり、含み損が一定の水準に達した際に強制決済される仕組みです。
ロスカット水準は自分で設定する必要があるため、ロスカット水準についてよく把握できていない状態だと適切な設定ができず大きな損失につながる場合があります。
ロスカット設定に関してはブログで設定を公開している人もいるため、他人の設定をそのまま真似することも一つの手ではありますが、できれば自分で何らかの根拠をもって設定することをおすすめします。



人気ブロガーの設定をマネするのはダメなの?



豊富な資金力を前提にした設定が多いから、何も考えずにマネするのはリスキーだよ。
ロスカットを設定する際は、過去チャートを参考にするとよいでしょう。
過去チャートを参考にするといっても、日足、週足、月足のどの期間のチャートを参考にするかで印象は大きく変わります。
基本的には長期チャートを参考に設定することをおすすめします。
なぜなら、トラリピは長期での運用を想定しているからです。
少なくとも過去数年のチャートを確認して、設定するとよいでしょう。
急落時の狼狽売り
何らかの相場に影響する情報が出た際、相場が急速に変動することがあります。
一気に大量の含み損を抱えることになってしまうため、パニックに陥り、慌てて売却してしまうことを狼狽売りといいます。
しかし、FXの傾向として、長期的に見ると、急落した相場は緩やかに上昇し、急騰した相場は緩やかに下降していくことが多いです。
そのため、含み損を抱えてしまっても慌てて売ったりせず、我慢して持ち続けることがリスク軽減につながります。



長期的に見るとレンジ相場ってやつだね。



そうそう。
長期的には上昇と加工を繰り返すレンジ相場になりやすいから、含み損が増えてもいずれはプラスになることが多いよ。
例に挙げたような傾向は、長期的な目線でチャートを見れば気づける部分でもあるため、日頃から長期的な目線でチャートを確認する癖をつけておくとよいでしょう。
また、感情的に取引している人は狼狽売りしやすいとされています。
感覚ではなく、理論に基づいて取引することが投資上達への近道です。
気分で取引ルールを変えてしまう
FXにおいて取引ルールを決めることは重要です。
自分で決めた取引ルールを破り、感情的に取引してしまうと大きな失敗につながる可能性があります。
特に取引ルールとして決めておきたいことは以下の3つです。
- エントリーの基準
- 損切りの基準
- 利益確定の基準
これらのルールを決めるには、これまでの自身のトレードを振り返ることが大切です。
なぜエントリーしたのか、なぜ決済したのかを明確にして取引ルールを決めていきましょう。



相場が読めるなら感覚トレードもありですが、読めないなら事前のルール作りが不可欠だよ。
先述した3つのルールの中でも特に重要なものが損切りルールです。
損切りルールを守らず漠然と取引を続けていくと、大負けにつながる可能性が高まります。
多少負けることがあっても、自分が決めた損切りの基準でしっかりと損切りしていくことが結果的には損失を抑えることにつながるのです。
想定レンジが狭すぎる
トラリピは長期での運用が基本なため、レンジ幅も広く設定する必要があります。
過去数年分、できれば10年分以上のチャートを確認して、適切なレンジ幅を想定することをおすすめします。
リーマンショックなどの大幅な相場の下落もしっかり意識して設定してみてください。



リーマンショックやコロナショックに耐えられる設定にしておけば、ひとまず安心だね。
ただし、レンジ幅を広げることはリスク軽減にはつながるものの、その分リターンは低くなりがちです。
基本的にはレンジ幅は広く設定したほうがいいですが、それが必ずしも正解だというわけではないため、FXにある程度慣れてきたのであれば、自分で納得したリスクリターンのバランスを見つけて設定するのもよいでしょう。
トラリピは儲からない?
トラリピの評判や口コミ、利用者のブログなどを見てみると、「トラリピは儲からない」という意見も度々見られます。
確実に儲かる!と断言できるわけではありませんが、トラリピを理解し、上手く使いこなすことができれば十分利益はでるはずです。
少しでも利益につなげるために、以下に挙げる4つの点を意識してみましょう。
- いきなり利益は発生しない
- できるだけ長期のデータを参考にする
- 戦略的な損切りは必要
- マイナススワップは相性が悪い
なぜこれらが利益につながるのか、一つずつ説明していきます。
いきなり利益は発生しない
トラリピは自動売買のため、レンジ相場を設定することが前提となります。
そのため、上昇・下降問わずどちらかにのみ価格が動いている場合はどうしても含み損が発生してしまいます。
価格が上下に動くことで初めて利益が生まれるため、短期で何度も取引されることは稀で、いきなり利益が発生することはないのです。
短期での運用も不可能ではないのですが、その分資金も大量に必要となるため、長期で安定した利益を狙うトラリピの特徴が薄れてしまいます。
すぐ利益が出ないからといって儲からないと判断するのではなく、長期の運用を前提に、長い目で見ていきましょう。
できるだけ長期のデータを参考にする
トラリピは長期の運用を前提としているため、参考にするデータも長期のものが最適です。
過去数年分、できれば10年分以上のチャートをよく観察して、適切な価格レンジを設定しましょう。
短期のデータを参考にレンジ幅を設定してしまうと、長期運用前提のトラリピの仕様とはかみ合わなくなってしまいます。
しっかり利益を出すためにも、できるだけ長期のデータを参考にするようにしましょう。
戦略的な損切りは必要
トラリピに限らず、FXでは損切りは重要です。
損切りを設定しないと含み損がどんどん大きくなり、取り返しのつかない事態になってしまうこともあります。
しかし、トラリピはレンジ幅を広く想定するため、含み損があってもそのまま持ち続けていれば利益が出ることも多く、損切りに対する考え方が甘くなりがちです。



とりあえず、証拠金維持率を高めに保って待ちで良いかなって思ってるよ。



リスクの低い設定で、資金力があるならOKだけど、少額でリスクをとった設定にするなら損切の基準を決めておかないと痛い目を見るよ。
しかし、トラリピのような長期運用であっても、戦略的な損切りは必要となってきます。
一般的なデイトレードにおける損切りとは少し考え方が異なってくるため、トラリピにおける効果的な損切りラインはどこなのか、試行錯誤していく必要があるでしょう。
マイナススワップは相性が悪い
FXにはスワップポイントがあり、営業日をまたいで取引した際に発生します。
スワップポイントは手数料のようなもので、プラスになることもあればマイナスになることもあります。
決済した際にスワップポイントがプラスであれば利益になり、マイナスであれば損失になるのです。



プラス決裁なのに、積み重なったスワップポイントのせいでマイナスになるケースもあるよ。
なぜトラリピとマイナススワップの相性が悪いのかというと、トラリピが長期運用が前提なためです。
含み損がある状態でも長期間保持することになるため、その分スワップポイントのマイナスが積み重なってしまうのです。
マイナススワップが日に日に積み重なっていくのはメンタルにも影響が出てくるため、場合によっては早期の決済も視野に入れておきましょう。
トラリピで後悔しないメンテナンス
トラリピは自動売買のため、事前の設定・メンテナンスといった準備が利益に直結してきます。
早く取引したいからといってこれらの調整を怠ってしまうと後々後悔することになりかねません。
以下に挙げる2つのポイントについては、特に意識するとよいでしょう。
- 利益幅の調整
- 想定レンジの調整
利益幅の調整
利益幅の調整について、トラリピ公式では利益幅を小さめにすることを推奨しています。
利益幅を小さくした場合、小さい利益を何度も積み重ねる形となるため、必然的に決済回数が多くなります。
決済回数が増えることで資金を運用している実感を得られるため、推奨されているのです。



頻繁に決裁通知が届いて、実際に資金が増えていく感覚は嬉しいよね。
利益幅を大きくすると駄目なのかというとそうではなく、どちらでも利益を得るという観点では大差ありません。
FX初心者であれば公式が推奨しているように利益幅を小さくし、ある程度慣れてきたら自分で最適だと思う利益幅に調整してみることをおすすめします。
想定レンジの調整
トラリピは設定したレンジ幅で売買を繰り返す仕組みのため、レンジの調整は重要です。
傾向としては、レンジ幅を広くするとその分多くの資金が必要になり、逆に狭くすると必要な資金は少額になるものの利益は少なくなりがちです。
そのため、自分の用意できる範囲の資金に応じて、余裕をもってレンジ幅を調整するとよいでしょう。



他人の設定をマネするときは、自分の資金レベルと同じ人を参考にするとよいよ。
また、比較的少ない資金でもレンジ幅を広げられる方法として、「ハーフ&ハーフ」という方法があります。
ハーフ&ハーフは特別難しい手法ではなく、レンジの上半分を売り、下半分を買いに設定するだけです。
買い注文のみ、もしくは売り注文のみとする場合と比較したデメリットは、レンジ幅から上に外れた場合でも、下に外れた場合でも両方で損失が出てしまう点です。
これらを踏まえて、自分に合った想定レンジに調整するようにしましょう。
まとめ:トラリピの負けパターンを事前に把握しておこう
トラリピに限った話ではないですが、負けパターンを事前に把握し、しっかり避けることは非常に重要です。
FXで大きな損失を出してしまう人は、FXについてよく知らないまま開始してしまい、失敗につながる場合が多いです。
負けパターンを把握すると同時に勝ちパターンについても把握し、忠実に実行することがトラリピで利益を出すための第一歩です。



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