
トライオートFXって手数料が割高なの?



自動売買の一種だから手数料はそれなりにかかるけど、法外に高いというわけではないよ。
トライオートFXは、基本的に手数料はありません。スプレッドも低く、スワップポイントも高めです。
しかし、自動売買取引を少ない通貨量で行う場合は、ある程度の手数料が発生します。
この記事では、トライオートFXの各種手数料の詳細とトライオートFXを利用する際の注意点について解説します。
トライオートFXの手数料について
トライオートFXの各種手数料はほとんど無料ですが、自動売買だけは手数料が発生するので注意が必要です。
トライオートFXの手数料について、以下の項目で解説します。
- 口座開設・管理費は無料
- 入出金手数料
- 売買手数料
口座開設・管理費は無料
インヴァスト証券では、新規の口座開設と管理費は無料です。
インヴァスト証券には、キャンペーンによるキャッシュバックもあるので、口座を開設し、取引を行ってみましょう。
注意点としては、口座開設にはマイナンバーカードなどの身分を証明する書類が必要です。
オンライン上で申請すれば、審査後にすぐに口座を開設して取引を始められます。郵送で申請書を送ることも可能で、その場合は、2〜3営業日で口座開設が完了します。
入出金手数料
入金については、通常入金の場合は手数料は利用者が負担することになります。
即時入金を行う場合は、手数料はインヴァスト証券が負担するので無料です。また出金手数料は、インヴァスト証券が負担するので無料です。
注意点としては、インヴァスト証券に登録した名義と金融機関に登録している名義が一致しない場合、入出金ができません。
日本に支店がある金融機関を含む海外からの振込も行えません。
登録名義は必ず本人のものである必要があります。名義が違う場合、最も考えられるのは、結婚後に姓が変わったのに金融機関に届けを出していないケースです。
入金できない場合は、金融機関の名義の確認をしましょう。
売買手数料
裁量取引が行えるマニュアル注文の手数料はスプレッドのみとなります。自動売買注文を行う場合は手数料が発生します。
自動売買注文の手数料を以下の表にまとめたので、参考にしてください。
取引数量 | 新規 | 決済 | 通貨単位1,000通貨あたり |
1万通貨未満 | 2.0pips | 1.0pips | 片道20円(対外貨は0.2外貨) |
1万通貨以上10万通貨未満 | 1.0pips | 1.0pips | 片道10円(対外貨は0.1外貨) |
10万通貨以上50万通貨未満 | 0.5pips | 0.5pips | 片道5円(対外貨は0.05外貨) |
50万通貨以上 | 無料 | 無料 | 無料 |
取引量が少ないほど、手数料が高くなりますが、自動売買をまともに運用しようと思えば、ある程度の通貨量の取引となるので、手数料は比較的安くなります。
トライオートFXでは、自動売買の手数料は発生しますが、スプレッドが狭くスワップポイントも高いという点で、他社の自動売買と差別化がされています。
トライオートFXの注意点
トライオートFXの注意点を把握することで、より有利に取引を行えます。
主に自動売買についての注意点が多くなりますが、以下の項目で解説します。
- セレクトとビルダーの違い
- スワップポイントについて
- ロスカットについて
- 損切り設定
- 自動売買注文とマニュアル注文の決済注文について
- 自動売買注文の変更・取り消しの制限
- 自動売買注文の稼働停止の場合
- 注文受付可能幅の限界
セレクトとビルダーの違い
トライオートFXには、知識がない初心者でも簡単に自動売買を始めて収益を出すことが可能なセレクトというプログラムがあります。
セレクトには、コアレンジャー・ハーフ・ハイブリッドの3つの用途のほか、トルコリラ/円や南アフリカランド/円などの高金利通貨ペア特化のスワッパーというプログラムもあります。
「トライオートFXは初心者向けだから、自分で設定を行いたい人には向いてないのではないか」と思うかもしれませんが、トライオートFXには自分でプログラムの知識がなくても簡単に設定をカスタマイズできるビルダーも存在するのです。
初心者から上級者まで、あらゆる投資家が満足するツールを提供しているところが、トライオートFXの魅力です。
スワップポイントについて
スワップポイントというのは、通貨ペアにした2国の金利差によって生まれるもので、ポジションを保有することで、1日ごとにお金がもらえたり減ったりします。
トライオートFXのスワップポイントは、自動売買の中では高めに設定されていることが多いです。
しかし、マイナススワップは当然存在するので、ポジションを持つ際には注意が必要です。
セレクトのメインに当たる、コアレンジャー・ハーフ・ハイブリッドは、買いと売り両方を注文するので、マイナススワップも抱えることになります。
マイナススワップが気になる人は、通貨ペアの選び方に注意してください。
ロスカットについて
自動売買を行う上で、最も気を付けなければならないことがロスカットです。
ロスカットは証拠金維持率が低下すると、インヴァスト証券がすべてのポジションを決済してしまうシステムで、投資家の資産を保証するために法律で定められています。
しかし、裏を返せば証拠金を最大まで活かした取引は行えないので、ロスカットを避けるために、多くの投資家は、本来投資に必要な資金以上のお金を証券口座に入金して運用しています。
例えば、セレクト自体は10万円からの金額で運用できますが、ロスカットの存在があるので、多くの投資家は3倍の30万円以上の証拠金で、余裕を持った資産運用を行っています。
損切り設定
トライオートFXの自動売買セレクトには、初期状態では損切りの設定がされていないものがあるので注意してください。
損切り設定がされているのかどうかは、自動売買プログラムの注文設定で確認でき、損切り設定は稼働後にも可能です。
自動売買プログラムが、設定したレンジからチャートが外れていくと、損切り設定がない場合は未決済建玉の評価損失が拡大する可能性があります。
自動売買注文とマニュアル注文の決済注文について
自動売買注文は、新規注文が約定すると決済注文を発注し、決済注文が約定すると、新規注文を発注するシステムとなっています。
決済の指値注文の場合は、設定した値幅に手数料を足して発注し、決済の逆指値注文の場合は、設定した値幅に発注時のスプレットを足して発注しています。
そのため、逆指値の値を30pips等に設定しても、相場が変動しスプレッドが拡大した場合、逆指値の設定値も大きく拡大することがあるので、注意が必要です。
トライオートFXでは、15pips以上離れた決済注文が発注された場合はメールが届くので、確認は可能です。
自動売買注文の変更・取り消しの制限
自動売買注文で発注された注文の変更・取り消しには制限があり、決済逆指値注文の変更の場合も、発注時のスプレッドが足されます。
取引数量、決済後の次のエントリー幅の変更を行う事はできますが、建玉数量の一部(5万通貨の建玉のうち1万通貨など)を決済することは行えないので注意が必要です。
マニュアル注文で約定した建玉の場合は、決済注文の変更・取引は可能です。
自動売買注文の稼働停止の場合
自動売買注文の稼働を停止した時に建玉を保有している場合は、自動売買注文で設定していた決済注文がそのまま有効になっています。
自分自身の判断で手動で成行決済もできます。手動で決済する場合は、成行注文以外に、指値注文とOCO注文が利用できます。
手動決済を行うと取引の連続性がなくなるため、自動売買注文の稼働は停止します。
ロスカットが発生した場合も、自動売買注文の稼働は停止するので注意してください。
注文受付可能幅の限界
トライオートFXの注文受け可能幅の限界は以下の表のとおりです。
利益確定 | 損切り | フォロー値 | カウンター値 | |
上昇 | 1pips~ | -20pips~ | 5pips~ | -5pips~ |
下降 | 1pips~ | -20pips~ | -5pips~ | 5pips~ |
表の範囲外または基準価格の99%を超える価格で指値・逆指値注文してもエラーになります。
各設定値の入力最大値は、99999.9または-99999.9です。
仕組みを理解してトライオートFXを成功させよう
トライオートFXは、確かに自動売買に手数料がかかりますが、その分、スプレッドやスワップポイントにおいて他社の自動売買より有利です。
自動売買プログラムであるセレクトは、初心者でも行える簡単なものですし、上級者にも使いやすいビルダー機能もあり、インヴァスト証券は信頼性も評判も高いです。
口座の開設は無料で行えて、口座維持費も無料なので、トライオートFXの仕組みを十分に理解した上で、自動売買を開始してみてはいかがでしょうか?